12月10日(水)
沖縄県 天気:晴れ 気温:25℃
「修学旅行」と聞くと、嫌でも2年前の京都での悪夢
が頭を過ぎる。嵐山で感じた喉の痛み。歯がカタカタと
鳴るまで震える体。節々の痛み。道半ばでの団長交代。
帰路へ向かう新幹線の中、渡しそびれた緊急用でレンタ
ルした携帯電話がポケットで震える。鳴り止まぬ電話。
USJから助けを求める生徒の声にそっと電源をオフに
した。
あの日から2年。反省を生かし、感染症対策に細心の
注意を払って臨んだ今回の修学旅行。そんな最中に我々を襲った感染拡大
の波。今年もあの悲劇再びかと思われたが、本日、生徒の皆は元気に登校。
旅行団の誰一人欠けることなく修学旅行が無事にスタートしました。
予定通り、仙台空港に到着し、出発式を行いました。
団長からのありがたいお言葉のあと、生徒代表の中野
萌唯さんから「この四日間の修学旅行で学年の絆を深
めましょう」という素晴らしい挨拶がありました。
搭乗手続きを済ませ、いざ沖縄へ。






那覇空港が混雑しているという理由で、予定より30
分遅れて到着するというハプニングがありましたが、
今年は特に生徒の動きが機敏で常に予定の10分前に
は完了しており、我々も安心して引率できると思って
いました。
が、そんな淡い期待はすぐに打ち砕かれました。ホテ
ルに到着し、国際通りのグループ研修に向かう最中、
事件は起きました。
通称「3Kの悲劇」と呼んでいますが、例年、インキー
は想定の範囲内で、すぐにマスターキーで対応するの
が、通例でした。しかし、今年は、ホテルに到着した
数分の間に「In key」だけでなく、さらにそのkeyを
紛失するという「Lost key」まで起こり、現場は大混
乱となりました。すぐにもう一度部屋を確認するよう
に指示しようとしたまさにその時、今度は別の生徒か
らキャリーバッグのキーを家に忘れてきたという
「Forgotten key」という事件までまで勃発し、ホテ
ルはカオスと化しました。
ただ、そこは熟練の引率教員。迅速な対応により、す
ぐさまこの混沌とした状態をすぐに正常化させ、予定
より少し遅れた国際通りのグループ研修が幕を開けま
した。

チームインキ―の皆さん(真ん中はインキ―のポーズ)
※研修終了後、無事見つかりました
那覇空港への到着が遅れた分、研修を30分繰り下げ
て実施しましたが、20:30までにたくさんの笑顔
とお土産を携えて、全員無事にホテルへと戻ってきま
した。
最終点呼でも体調不良者もなく、無事に修学旅行初日
を終了することができました。
と安心しているのも束の間。我々にはまだ不安要素が
あることを忘れてはいけない。これまで誰もがタブー
視してこの話題を避けてきたが、明日からの行程にと
って決して目を背けてはいけない事実がある。それは
今回の旅行団のリーダーである学年主任の存在である。
彼は、3泊4日の関東遠征において、4日間中、3日
間を室内練習場で過ごさせるという強烈な魔力を持っ
ており、巷では、「レインメーカー」と称されている。
1週間前のヤフーの天気予報ではこの旅行期間中は、
全て晴れマークとなっていたが、彼の沖縄上陸の日が
近づくにつれ、恐れをなしたのか、徐々に雨マークへ
と変化している。また、気象庁や日本気象協会のHP
を見ても、どのサイトもそれぞれ違った予報となって
おり、彼の存在が、予報士の方の能力まで狂わせてし
まっているようである。
団長としては快晴のなかで、生徒に沖縄を満喫してほし
いと願っているが、そんな思いをものともせず、最終打合せ終了後、彼は
おもむろにホワイトボードに何か(雨を降らす暗号のようなものか)を書き始めた。
我々に明日の太陽は登ってくるのだろうか…。沖縄の
太陽を拝める日はくるのだろうか…。
生徒の熱い思いが通じるのか、それとも彼の魔力が沖
縄を雨で濡らすのか。結果は、明日のHPを乞うご期待!

【本日の予定】
8:30 学校集合
9:00 学校出発
10:00 空港到着
10:15 出発式
10:30 搭乗手続き
11:00 昼食
11:55 仙台空港発
15:10 15:30那覇空港到着
16:20 16:50ホテル到着・チェックイン
16:50 17:20国際通りクループ別研修
20:00 20:30ホテル集合
22:00 就寝








































